一話め 可愛い妹

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「⤵😢 ……母さん、         俺は一体……。    どうすりゃいいんだ?」  豊和は、  途方に暮れた顔して、    こんなセリフを言ってた。    情けなさレベルMAX⤴。  もうちっとマシな顔が  できないモンかと      ツッコミたくなる。   自宅の一階にある、        和室での事だ。       余談だが、  豊和の自宅は     二階建ての一軒家で、  豊和がいる和室は  両親が使っていた寝室だった。  よって、  つい最近までは  父が使っていた部屋でもある。   そして、母も使っていた。  使って『いた』と、  過去形で言うのも他ではない。  母である三本杉さとりは、  豊和が六歳の時に末期ガンに      侵され他界していた。  母の死後は、    父が単独で使用する      部屋となったのだが、  今回の単身赴任により、  完全な空き部屋      となってしまった。  今では、  母の仏壇が置かれている為の       仏間となっている。
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