情報屋と レオ君

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一瞬の沈黙・・・ そして響いたのは・・・ 「うえええええ!!?100越え!?まさかの100越ええええええ!!?え?ありえないんだけどッ!そんな可愛い顔してッ!!ありえないんだけど!!」 情報屋の叫び声だった。 「うっさいだまれお前!!それでもいい大人だろッ!!あと可愛いとか言うな!!僕は男だぞ!!」 「いやいや無理!だって可愛いとしかいいようがない顔してんだよ君!自覚無いだろ絶対!!!!あと、いい大人とか人のこと言えないよねレオ君。」 「うっさいはげ!!てゆーかハゲろ!!前衛ハゲになれ!!てゆーかなってよ頼むから!!」 「大丈夫大丈夫ー☆みたとおり俺の毛根はこんなに元気ィー☆」 「ああああ神様ァ!!マジでこいつ朝起きたら前衛ハゲにしといてください!!ほんと頼みます!!」 ・・・・・・・・・ ぜーはーぜーはー・・・ 30分ほど言い合った二人はそれぞれに息をきらしていた。 「ッ・・・ぜ・・・絶対お前を僕の人体実験の材料にしてやるからな・・・」 「・・・・される時は死ぬ時だから別に後悔はないと思うよ・・・?レオ君だし。」 「・・・・・・ほんと殺すよ?」 「・・・ほんと君は素直じゃないなー。だってー・・・・・ピンポーッンッ・・お?来たかなッ?!」 情報屋が言い終わらないうちにインターフォンが鳴り、話は打ち切りになってしまった。 「ちょっ・・・」 レオは話が打ち切りになるのを一瞬嫌がったが、この男には何を言っても無駄だということがわかっていたので、深いため息をついたあと、 「きたって、なにが?」 と、情報屋に聞いた。 すると情報屋は短く 「運び屋。」 と、ドアに向かいながらつぶやいた。 「は?」 小さいつぶやきだったため、よく聞こえなかったレオはもう一度聞き返した。 「だから、『運び屋』の'ヘンク'くんだよ。」
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