逃走劇の始まり

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「子供になっちゃったみたいだねー。」 『どういう事だ…コーリス、何か知ってるのかい?』 「さぁね。俺にもよくわからないんだよ…」 『…そうかい。』 どうしたことだろう 何故僕が子供に? 訳がわからなかった。 「でもこれで君は逃げやすくなったし、別にいいんじゃない?」 確かにそうだ。この姿だと 警察達の目からも逃れられる。 『それにしてもいつからこんな姿になったんだろ…寝てる間にかな?』 「君がトイレで倒れた時からだよ。おかげで運びやすかったし警察からも怪しまれなかった」 『そうかい…ありがとう。ところで気になってたんだけど、どうして君は僕を助けようと思ったの?猫は飼い主には懐かないはずだけど…』 「…懐く猫も居るんだよ。ご主人様。」 そういって僕の顎をつかんだコーリス マセネコなのかこいつは… 『コーリス、顔近いよ』 「別にいいじゃない。この姿だと恥ずかしいのかな?」 そういってクスクス笑うコーリス 『それより今日はもう眠い』 「添い寝してもいi『ネコの姿に戻ってくれたら一緒に寝てあげる』…はいはい。」 そう言うとコーリスは 元の姿に戻った。 これからの事は… 眠りが覚めてから考えるとしよう。
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