黒き訪問者

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25時? なんだそれ。 「おい!25時って…うっ」 問いかけようとした時、強い風が吹いてとっさに目を閉じた。 目を開けた時には、もうあの子供と犬はいなくて。 信号機からは“通りゃんせ”が流れていた。 暑すぎて幻覚でも見てたのかな… そう思うことにして、白と黒の地面を踏んで会社へと向かった。
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