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店:じゃあ、仕事を教えるからついてきて。じゃあ、まずレジを教えるから。
勇:大丈夫です。レジは慣れてます。
店:そう?じゃあちょっとやってみて。
勇:(ガチャン)ゆうしゃは20まんえんをてにいれた。
店:こら、さっそく盗むな。
勇:じょ、冗談ですよ!返しますよ。
(ガチャン)なかみはからっぽのようだ。
店:今、さらに盗もうとしたよな。
勇:ちっちがいますよ!まっ魔王めー!俺を操ってなんてことを!
店:だったら、バイトやめて魔王を倒しに行けよ。
勇:す、すみません!ウソでした!真面目にやりますからレジを教えてください!
店:でも、信用できないなー。
勇:確かに、人は争いを繰り返し、自ら破滅の道を歩いてるかもしれない!でも、僕はこの世界が好きだ!守りたいんだ!人はもっと変われるって信じてる!だから店長も信じてください!
店:悪道の限りを尽くしといて急に勇者節でかっこつけられてもなー。でもまあ熱意は伝わったし、信じてあげるよ!
勇:ありがとうございます!
店:レジはね、こうするの、分かった?
勇:(パラララ パッパッパー♪)勇者はレジを覚えた!
店:陳列は見栄えとか考えてこうするの。
勇:(パラララ パッパッパー♪)勇者は陳列を覚えた!
店:で、ヒマとか見つけて店内の掃除をするんだよ。
勇:(パラララ パッパッパー♪)勇者は掃除を覚えた!
店:いちいちうるさいよ!物覚えの良さは凄いけど静かに頼むよ。
勇:すみませんでした
店:あ、あと、お客さんが来たら「いらっしゃいませ」って大きい声で挨拶するんだよ。
勇:スキルがいっぱいだ!何か忘れますか?
→「レジ」
勇者はレジを忘れ、いらっしゃいませを覚えた。
店:忘れるな!ちゃんと全部覚えてくれなきゃ困るよ!仕方ないから、もう一回レジをやり直すから。
勇:(ガチャン)ゆうしゃは20まんえんをてにいれた。
店:そこからやり直すな!
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