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「そうだな…。ともあれ、この島へ来たらまず動物になってもらう。」
と、ジュバンニが当たり前の様に答えた。
「え…??今……何と??」
「動物だよ。ど・う・ぶ・つ!!…と言っても、耳と尻尾を付けるだけなんだがね。」
「な…なぜそんな格好を……」
「なぜデザインを耳と尻尾にしたのかは,我が父,ドン・カバリアに聞いてくれ。もっとも,もう父はいないがな。ハッハッハ!!」
ジュバンニと言う男は豪快に笑う。
リオウはただ呆気に取られていた。
「しかし、この格好をするのには理由があってだな。この耳と尻尾には動物によっての能力が与えられるんだ。」
ジュバンニが自慢気に答える。
「へぇ…例えばどんなです…??」
リオウは『能力』という言葉に興味が沸き、聞き返す。
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