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「んーと,ココがモンスターが生息する場所か…。マップだと……『太陽の砂浜』ね…。」
リオウは額から流れる汗を手で拭いながら地図を見る。
「しっかし暑いなぁ~…砂まで靴の中に……ん??」
リオウが見た先には,可愛らしいモンスターが一匹いた。
サッカーボールぐらいの丸い形に,耳と手がちょこっと付いた,真っ白いモンスターだ。
「あれを倒すの……??
ちょっと気が引けるな…」
リオウはしぶしぶモンスターに近付く。
「まぁでも,こっちも金欠……ってか無一文なんだ!!我慢してくれ!!」
リオウはモンスターに向かって思いっきりパンチを繰り出した。
しかし、意外にもその白いモンスターはリオウの攻撃を素早くかわすと、間髪入れずに反撃をしてきたのだ。
「いてててっ!!」
モンスターはリオウの腕に噛み付いた。
それをリオウはとっさに振り払う。
「こいつ…カワイイ顔して凶暴な奴だな…」
リオウは噛まれた手を抑える。
すると、モンスターはもう一度リオウに飛び掛かってきた。
「うわわっ!!」
リオウは驚いた拍子に砂に足を取られて,しりもちを着いてしまった。
「やっ……ヤバイ!!」
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