もう嫁なんて要らない(前編)

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「ただいまぁ~っても誰も居ねぇんだった…」 帰宅しそう口ばしり、男は部屋の電気を付けると、上着を脱ぎ捨てそそくさと、冷蔵庫からビールを取り出す。 そして、ビールを一口飲むと「フゥ…」と一息着く。 そして彼は、指定席の座椅子へ腰掛けた。 仕事から帰っての至福の時間の始まりに心身共に充実感で満たされた。
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