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2人はリビングのテーブルの対面に着いて、話を始めた。
「んで、相手はどんなの?」
「相手の代打ちは若い女で……。」
すると、萩原は突然、急所を殴られたような顔をした。
「まったかよっ…! また相手は女郎かよ…っ! …何かの呪いか……?」
忍はポカンとしてしまった。
「あー…。だけど、性格は男勝りで…、その気になれば鉄砲玉も出来る人間でしょうね。」
萩原は大きくため息をついた。
「関係ない。どうでもいい。」
数秒間、沈黙が続くと、落ち着きを取り戻した萩原が口を開いた。
「話を遮ってゴメンなさい…。下手なフォローはもう、いいから、話を戻して…。」
忍は小刻みに頷いた。
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