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それからの僕は四六時中、壁に目をあて女を観察した。
女は仕事がなく、男に食わせてもらっているらしい。
外に出る事があっても一時間程度で、また部屋に舞い戻ってくる。
食材が入ったスーパーのレジ袋をテーブルに置き、一息つく。
料理のレシピ本を読みながら、足でリズムを取り、鼻歌を歌う。
掃除、洗濯、料理と一通りの家事をこなし、男の帰りを待つのが日課になっている。
夜になると、甘い声をだし、本能のままに足を広げる。
それが、女の日常。
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