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「教授~、このレポートどこに置いときますか?」 「そこの机の上に置いといてくれ。」 研究室はゴチャゴチャしている。俺はレポートを机の上に置くと、自分の机に戻り、パソコンをやり始めた。 しばらくすると、研究室のドアが開き、1人の男性が入ってきた。 「ふぅ~・・・やっと見つかった・・・」 研究室に入ってきたのは、1つ年上の先輩の、北村洋一(キタムラヨウイチ)先輩。身長は182㎝。顔は俺よりも良い。彼も歴史学者を目指して、日々劉教授の手伝いをしている。先輩は教授に、資料室から本を持ってきて欲しいと言われ、資料室に行っていた。 「教授、この本で良いんですか?」 先輩は両手で抱えていた本を、劉教授の所まで持って行った 「うん。この本で良い。ありがとう。北村君。」 劉教授は先輩の顔を見て、お礼を言った。 「いいえ。とんでもないですよ。」 先輩はそう言うと、自分の机に戻り、パソコンを始めた。何でも授業でレポートを出されたらしく、そのレポートを作っているらしい。
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