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「全然進んでないですよ・・・。色々調べてますが、上手くまとまらなくて・・・」
俺は椿姫先輩と向き合う形で話している。
「そっか・・・。焦らずに頑張ってね。焦っても失敗するだけだから。」
椿姫先輩は、優しく微笑んでくれた。椿姫先輩との会話を聞いていたいたのか、洋一先輩と劉教授も俺の所に来た。
「そうだな。焦ってレポートまとめても、よく解らなくなるからな。俺も昔焦ってレポートまとめたら、書いてある事がゴチャゴチャして、よく解らないって教授に注意されたことがあるよ。」
「そんな事もあったね。あのレポートは読んでみたけど、書いてる事がゴチャゴチャしてて、読みにくかったよ。今はそんな事無いけど。」
洋一先輩と劉教授は近くのイスに座り、しみじみと昔を思い出していた。
「そんな事あったんですか？洋一先輩がそんなミスするなんて、考えられないですよ。」
俺は劉教授と洋一先輩の方を見なが二人に話しかけた。
「人間誰だって失敗するさ。けれど、失敗があるからこそ、人間は成長するのさ。それを心に刻んどくんだよ。」
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