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あれから数週間
歩美の足はすっかり治っていて、部活にも参加できる程に回復していた。望美とは仲直りし、すぐに打ち解けた
だが晴矢は…
サッカー部の練習中、晴矢は歩美が気になって仕方がなかった
近くで練習しているため、ちょっと横を見れば陸上部が練習している。という感じだった
晴矢と目が合っても歩美はすぐに逸らす。
顧問「どうした悪居!タイムが落ちてるぞ!」
歩美「す、すみません…。ぜぇ…ぜぇ…」
歩美と晴矢が仲直りするキッカケが出来た
歩美が授業中に倒れたのだ
その日も保健医は休みで、先生に「誰かついてやってくれ。」と言われ、晴矢は「俺がついています!!」と言った。
歩美を抱き抱え保健室に走った
しばらくして
歩美「ん…」
晴矢「歩美…」
歩美「フンッ」
晴矢は歩美の顎を掴み自分のほうに向かせ、またあのときのように髪を指に絡ませながら歩美の頬に触れた
歩美の体は熱を帯びている
晴矢「………………」
晴矢は無言のまま歩美を抱き締めた
歩美「晴矢…ッやめr「悪かった」…」
晴矢は歩美を抱き締めたまま謝った
そしてぽつりぽつりと語り始めた
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女の子「好きです!付き合ってください!」
晴矢「悪いけど…俺、好きなヤツいるから。」
女の子「じゃあ…キスします。」
チュッ
晴矢「なっ…」
ガサッ
晴矢「歩美…?」
女の子「あら、見てたのね。もういいじゃない。見られたんだから。」
晴矢「……………な。」
女の子「え?」
晴矢「ふざけんな!俺はお前みてぇな性悪女より歩美のほうがずっと好きなんだよ!」
女の子「ッ…酷い…!覚悟しときなさいよ!今度悪居を辛い目に遭わせてやるからな!」
ダッ
晴矢「歩美…!」
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そうだったんだ…
歩美は涙が零れた
歩美「ごめん…ごめんな…俺…」
ギュゥッ
晴矢は抱き締める力を強くした。
晴矢「歩美…好きだ…」
歩美「晴矢…大好きだよ…」
二人はキスを交わした
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