第12章

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「あのさ……、さっきからずーっとこっち見てて気になるんだけど」 そう言って、松崎が視線を変えずに俺の後ろを指差した。 まさかと思って振り向いてみたら、案の定大きなゴミ箱の陰に隠れてる信ちゃんと目が合った。 「信ちゃん、邪魔すんなって言ったじゃねぇか!」 「わ……わりぃ、たっくん。つい野次馬心に火付いちまって……」 まぁ……最初から付いて来てたから、最悪バレてもしょうがねぇよな。 けど、何でアイツまで一緒にいるんだよ……!?
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