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「く、口を開いたと思ったらムカつくなお前。もしかしてさ的場が喋らなかったのって侍口調ができないからなの?」
「当たり前だろ。ってかいきなり君とんなよ馴れ馴れしい。むしろ様つけろ。さあ、呼んでみよう“的場様”」
「分かった。まとバカ」
「誰がまとバカだよっ!? ったく失礼だろ。親しき仲にも礼儀ありって言葉しんねぇのお前?」
「いや親しくないから。1mmも親しくないから。むしろさっきまでの私の優しさ利率35パーセントにして返せ」
「闇金!? 法定利率守って!! ったくよ。真面目に話してんだよこっちは。学級委員長なら誠意もって応えろや。そうだろ?ソメイヨシノ」
「品種で人の名を呼ぶやつにどうして誠意をもって応えられる? あと、はっきりいってまとバカはどこからどう見ても侍には見えないから。よくて木刀もった一世代昔のチンピラだから」
「マジかぁ……テンション下がるわ」
「こっちの台詞だわ。まとバカって見た目以上にバカっぽいし、あ、ごめん。バカなのか」
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