-雨、のち晴れ-

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「………。」 お互い無言だった。 里緒「え…えっと…」 慌ててるコイツが可愛くて可愛くて仕方がなかった。 隼人「俺は瀬戸口隼人。アンタは?」 里緒「か、神谷里緒…です。」 隼人「何年?」 里緒「え…一年です…。」 隼人「あ、同じだな。」 里緒「へっ?」 ぷっ 可愛いなぁ。 俺は里緒の 隣に座った。 隼人「里緒、敬語なしでいいよ」 里緒「え…う、うん…///」 隼人「何とでも呼んでい-ぜ」 里緒「え///じゃぁ隼人、クン?」 隼人「それでいいよ」 そう言うと里緒は 空を見上げた。 すると、 里緒「空が綺麗。きっと、人の心より、はるかにキレイなんだよね…。」 そう言う 里緒は哀しそうで… 悲しくてキレイだった。 隼人「そうだな…。きっと、この汚れた世界より…はるかにキレイなんだな…。」 そう… 俺よりも…。
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