-晴れのち、雪-

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あれは高校に入学して、 1週間が経ったときのこと。 ―――――――――― 沙也夏「ねぇ、名前なんて言うの?」 沙也夏が話しかけてきてくれた。 里緒「あ…里緒。神谷里緒だよ。」嬉しくて、嬉しくて、 笑顔で答えたんだ。 沙也夏「うん。里緒、ね? あたしは守山沙也夏。沙也夏って呼んで!!」 沙也夏は美人で、 先輩と付き合ってるという 噂も聞いたことある。 それから 沙也夏は 先輩のこと、 自分のこと、 たくさん話してくれた。 もともと 沙也夏と私は 仲良かった。 お揃いの 物たくさん買った。 親友だって 思った。 それなのに… それなのに…どうして? 沙也夏…。
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