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里緒Side
なぜか
隼人クンの家に…///
なんか 慣れないから
緊張するなぁ…。
隼人「ただいま」
里緒「お…お邪魔します…///」
鈴「おかえ-…って、その子は?」
里緒「あ…隼人クンにお世話になってます?///」
隼人「俺の友達。」
鈴「か…///かわい-っ!!!!」
里緒「へ?」
隼人「はぁ…里緒、この変なのは俺の姉貴。鈴っていうんだ。」
鈴「変なのって!!失礼ね。16年間誰が育てたと思ってんの!?」
隼人「俺だし?」
鈴「何ですってぇ!!??」
里緒「あははははっ」
あれ…?
私、笑ってる。
鈴「里緒ちゃん?上がって?」
里緒「お邪魔しますっ」
隼人「こんな時間に親大丈夫か?」
あ…
言ってなかったなぁ…。
里緒「親いないんだっ!!」
笑えてる?
ちゃんと
笑えてる?
隼人「わりぃ…聞いちゃダメだったか?」
死んじゃったって
勘違いしてる?
里緒「ううん…生きてるから!!」
鈴「え…じゃぁなんで?」
里緒「隼人クン。話したいことがあって…。」
鈴「じゃぁ、あたしは」
里緒「鈴さんにも…聞いていただけますか?」
鈴さんは 席についた。
里緒「私は親に捨てられたんです。」
隼人・鈴「!?」
隼人クンと鈴さんは
驚いたが 黙って聞いててくれた。
里緒「お母さんとお父さんは毎晩ケンカしてました。」
隼人・鈴「……。」
里緒「原因は私にあるんです。
私がいるから離婚はできない。
そしてある日お母さんとお父さんに言われたんです。
『なんであんたなんか産まれてきたのよ!!』
『こんなヤツ、死んじまえばいいのにな』って。」
涙をこらえる。
嫌われたかな?
と、その時。
隼人「辛かった、よな」
鈴「あたしも気持ちわかるな。
あたし達も、同じだから…。」
里緒「え…。」
隼人「話してくれて、ありがとな。」
鈴「里緒ちゃん。泣きたいときは、泣きゃぁいいんだよ?」
その言葉で我慢の糸が切れた。
里緒「う…うぁぁぁぁぁぁ」
子供みたいに泣いた。
すごく…
すごく優しい人だ…。
里緒「ありがとうございます。」
里緒「あと…私、いじめられてるんです…。」
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