15人が本棚に入れています
本棚に追加
/65ページ
Side里緒
あぁ…
また 朝が始まったんだ…
朝が来るたび
嫌な気分だなぁ…。
そう 思いながらも
学校へ 行く支度をする。
神谷 里緒-カミヤリオ-
ごく 普通の高校1年
ご飯をたべ、
学校へ向かう。
あぁ、今日も始まる。
悪夢の 1日が。
瞼をとじ
深呼吸して 校舎へ
入る。
また深呼吸して
下駄箱を開ける。
!!
里緒「シューズ…ある」
シューズを覗く
あぁ、やっぱりそうか…。
紙切れが一枚、
そして シューズの中から
たくさんの 画ビョウ。
紙切れには
『キモい。学校くんな。消えろ。死ね』
-…なんて人達なんだろう。
様々な感情が 私の心で渦をまく。
なぜ、私が?
…なんで、こんなに涙が溢れるの?
独りは慣れてる。
親に捨てられ
また 学校にも 見捨てられた。 先生、気付いてるよね?
どうして…?
どうして、こんなに苦しいの?
助けて…
助けて…
しばらくそこから
動き出せずにいた。
最初のコメントを投稿しよう!