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刀を振りかざす力もなくなってきていた自分は、最後の力を振り絞って目の前にいる2人倒した。
だが―
遠くから放たれた矢が2、3本、自分の体に突き刺さる。
グラリと揺れる体を、刀で支えていたが。
「これでサヨナラだ……おりゃああ!」
胸を刺された。
口から血が流れ落ちていく、軽く咳き込みながら崩れ落ちる。
暗くなっていく視界の中、見えたのは青空に白い雲が流れていく光景、そして妹の悲しんだ顔だった。
そして、意識が切れた。
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