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「み、こと…キツい!
それから…辛いし痛い。」
「痛さくらい我慢してよ。兄ちゃんのこと死なないか心配したんだから。これくらい甘えてもいいでしょ…ね…。」
弦兵衛は、我慢していたのは妹の方だったことを感じ取った。
「深琴、桜が咲いたら花見にいこうか。それまでなら、傷だらけの体も良くなっているだろうから。」
「えっ…いいの…兄ちゃん。」
「我慢させて悪かったね。そのお詫びも含めるがいいか、深琴。」
元気よく頷いた。
その後、抱きついた状態から解放された。
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