死んだ魂

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その思い出があればこの暗い中を歩かなくてもすむのではないかと思った。 どこかに向かって歩く自分。 周りには誰もいない。 声もしない。音もしない。 寂しいものだ。 自然に涙が流れ落ちた。 親しいもの達の顔も、いきたい場所も、食べたいものも分からない。
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