死んだ魂
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そんな不安定な気持ちを携えている自分に、問いかけてきた声がある。 「お前は、死んだのか?」 「ああ、そうだ…と思う。」 「本当にお前は死んだのか?」 歩みを止めた。 何故そのようなことを聞いている。 不思議だった。 「人が誰もいないから。」 「本当にいないのか?」 「いない。暗くて分からない。」 「暗い?」 「ああ、真っ暗闇だ。」 問いかけてきた声は、止まる。 自分は耳を澄まして待つ。
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