act1

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「なにって、今日は朔良の誕生日やで?」 忘れたんか、とでも言いたげな視線で利緒を見た。 「今日やったっけ。忘れてもうたわ。」 出た。あの胡散臭い笑顔。 「忘れた?昨日だってあんなに「そういえば一樹はんが呼んどったで?」 一樹とは私の祖父の名だ。 「そう、じゃあ那智にぃ、私もう行くね。プレゼントありがとう。」 私はそう言ってさっさとその場をあとにした。 .
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