19人が本棚に入れています
本棚に追加
時刻約22時。
広吉は、貴也の家を出て、数百メートル離れた人通りの少ない公園にいた。
電話の相手に呼びだされたのだ。
誰もいない。
そう思っていた矢先、遠くからバイクのエンジン音が聞こえてきた。
だんだんと近づいてくるのがわかった。
数秒後、1台のバイクが公園にたどり着いた。そして最終的には公園には約5台のバイクが集まった。
そして、1人のオールバックの眉間にしわをよせた男がバイクから降りて近づいてきた。
「広吉くんだよね?」
「ああ、さっさと終わらせろよ」
広吉はオールバックの男を睨み付けた。
最初のコメントを投稿しよう!