19人が本棚に入れています
本棚に追加
「浅間さんとかだろ?一個上の」
「あの人高校入ってすげぇ変わっちまったんだってよ。噂で聞いた。」
貴也の質問に慎二は少しうつむいて答えた。
「そうか」
2人はその後なにも話さず貴也の家に向かった。
この日は貴也の家に泊まることになっていた。
2人は貴也の家につくと貴也の部屋の窓から中に入った。
貴也の家は平屋のため、窓から簡単に出入りできる。
「お、貴也お帰り。こんばんは、しんちゃん」
貴也の姉だ。名前は柴城結衣。貴也の3つ年上だ。
しんちゃんとは結衣が慎二に昔から呼ぶあだ名だった。
「こんばんは」
愛想よく慎二は挨拶を返した。慎二は友達の家では礼儀正しい。
最初のコメントを投稿しよう!