職業、女優

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児玉さんは家まで送るといったが、今日は早く終わったから、私は断って電車で帰ることにした。 家は祐天寺だから遠くない。代官山で買い物しよう。 行きつけのショップで春物を少し買い、カフェでお茶をしてると、突然声をかけられた。 「あの…逢沢結月さんですか?」 茶髪の女子高生だ。 「…はい、そうですけど」 「わー!やっぱり!握手してもらえますか?」 「はい」
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