ープロローグー

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「………………」 何も言わずにその場を辞した少年もまた、闇の一部に過ぎなかった。 あの少女に出会うまでは。 15にも満たない少年は刃を背に掛け、殺害対象を探していた。 己を殺さんとする人や魔物を無差別に殺すのである。 それが彼が生き残る術なのだ。 コンクリート造りの地面をブーツで音鳴らしながら、街を漂っていると、彼女は突然現れた。
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