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[零すｺﾎﾞｽ溢す]DE
もしも…
此処にある花が
散り枯れ行く花
ならば
涙を
零すのを止めて
此の花が残した
種を…
風に乗せて
溢しませう
此の種が
もしも芽吹く種ならば
なん時かに
花を咲かすかも
しれないの…
風に乗せて
溢してみました…
よい夜風が
吹いていたから…
種は
風に乗り
ふわり ふわりと
飛んで行きました…
芽吹く種か
判らないけれど
心地良さそに
ひとつぶ ふたつぶ
咲いていた
恋の花…
再び咲く
恋の花…
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