00.プロローグ

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人間という生き物は、何かしらの目標や夢を持ち、それを叶える為に努力をする。 だが、残念なことに努力をした人間全てが目標や夢を叶えられるわけではない。 叶えた人間の数よりも、叶えられなかった人間の数の方が多いだろう。 叶えられた人間はそれで満足するだろうが、叶えられなかった人間はどうするのか? 中には『もういいや。』と諦める人間もいる。 だが、どうしても叶えたいと思う人間はどうするのか? そういう人間は自分で創り上げる道へと行く。 例にあげれば『二次元』だろう。 悪の怪人を倒すヒーローだったり、空を飛べたり、透明になれたり、便利な道具が使えたり、と 例をあげたらきりがないくらい沢山ある。 別ジャンルで例を出せば、 毎朝起こしてくれる可愛い妹がいたり、幼なじみの髪型がツインテールで性格がツンデレだったり、 登校中にバッタリ転校生とぶつかって、しかもその子がパンをくわえていたとか、 実際に現実では起こらない、いや、起こる確率が1%も無いような事をこの『二次元』では創り上げることができる。 実際に起これば嬉しいことだが、起こったら起こったで色々と問題になるだろう。 タヌキ型ロボットが街の中を平然と歩いていたらそれこそ街中パニックだ。
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