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それからの毎日は彼との話が多くなり、色々な事を話した。
まぁ、ほとんど浩二が一方的に話をして、
それに対して輝明が適当に相槌をうっていただけだが。
あまりにもしつこいので一度、BL疑惑がクラスの中で浮上したこともあった。
(まったく、とんだ物好きがいたもんだな。)
と、視線を前に向けると
浩二がなにやらモゾモゾと動きだした。
「あ、ほうだ!ひょう、まひょっこみみあんおはふあいひらッ!!」
いきなりそう叫び始めた浩二。
ちなみに口の中にはおにぎりがぎっしり詰まっている。
とりあえず…。
キタナイ。
鳥肌総立ちモノだ。
口の中にモノを入れたまま喋るのが浩二の癖で何度も見てきているが、
やはり何度見ても鳥肌が立つ。
あの口の中のおぞましい光景を目の当たりにすれば
誰だって鳥肌くらい立つだろう。
すると、やっと口の中のモノを飲み込み浩二が話始めた。
「お前さ、今日の放課後ひま?」
「え?なんで?」
「ちっと付き合って欲しいんすよ~。」
「お前…、やっぱりコレなのか?」
「喧嘩売ってんのか?コラ。」
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