2人が本棚に入れています
本棚に追加
「八月一日さんって、下の名前風悠愛なんですよね」
ガレンド喫茶の奥の事務所で休憩していた床宮京が、同じく休憩していた八月一日風悠愛に聞きました。
「せや。八月一日が夏真っ盛りやのに、名前が冬ってなんやねんって」
「ん?」
京は頭を傾げました。
実は京が頭に思い描いていた風悠愛の名字は『穂積』、なので風悠愛が言った『夏真っ盛り』の意味がわからなかったのです。
「しかも誕生日が名字と一緒って」
風悠愛の言っていることがますます分からなくなり、頭を抱えて悩む京でした。
最初のコメントを投稿しよう!