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「八月一日さんって胸が少々おっきいですね」
「下着を変えたらもっと強調されて、椿さんと同じぐらいになりますよ」
「!」
神谷千里は柏木宗一郎の言葉に絶句しました。
「で、でも」
前回と前々回のリベンジを果たすべく必死に言葉を繋いで食い下がろうとする千里ですが、
「風悠愛さんに黒は似合いません。やっぱり白がよく似合います」
「そういうもんで、痛っ!」
「痛いですね」
ヒソヒソ話をしていた千里と宗一郎の後頭部に、何かが炸裂しました。
「浪花扇術奥義、二刀当てや」
「今日は白でしたね」
せっかくかっこよく決めたのに宗一郎の言葉に体が硬直してしまい、宗一郎側に投げていた白い紙の塊を受け損ね、自分の額で受け止めてしまった風悠愛でした。
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