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――俺はなんだってするよ。
その眼は鋭く、
「それは、また……」
警告そのものだった。
俺は呆気に取られて彼を見つめていると、
「俺が言いたいことは、それだけだから」
彼は静かに立ち上がって、裏返しにされている伝票を取り上げた。
そしてすぐ背を向けて立ち去ろうとするコウヘイくんに向かって、
「俺が諦めないって言ったら、君はどうする?」
途端に歩みを止めた。
俺はすぐに振り返らないだろうとふんでいたが、
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