0人が本棚に入れています
本棚に追加
/15ページ
ー静寂を破ったのは、ドスのきいた男の笑い声だった。
???「ふふっ、ふはははは!!」
「これでこの国は…世界は…我らのものだぁ!」
???「…嘘だろ?」
「嘘だっていってくれよおおぉぉ」
???「貴様も終わりだ…。」
装備された兵器が跪く男に向けられる。
???「フッ、もうなす術なしか。」
俺は何もかも失った絶望感に苛まれ、後悔の笑みをこぼしてしまう。
全てが終わる。
そう思うと、眩暈がしてくる。
それが何故か心地よくて、奴が引き金をひく前に俺は倒れてしまっていた。
残されたのは組織の望んだ世界。
この時を境に、日本という国は永久に幕をおろすことになる。
最初のコメントを投稿しよう!