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「すみませんでした――!!」
早波の怒りに気づいた昴が勢いよく謝る。
この光景は何度も見てるが、いつも昴は大変だと思ってしまう。
まあ、思うだけで何もしないけど。
この昴の謝罪で、早波の怒りもひとまず収まったように見えたが……、
「さて……先生?合宿講座の事についてく・わ・し・く!教えてもらいませんか?でないと……」
すると、早波がシャープペンを投げ、
サクッ
黒板に刺した。
「……刺さりますよ」
うん。コレ前にも見たからツッコまない。
普通はシャープペンが黒板に刺さる訳ないけどツッコまない!
ツッコんだら絶対ボロボロにされるからツッコまない!
通常なら有り得ない、黒板に刺さったシャープペンを見た先生は、
「わ、分かった。詳しく説明するから落ち着くんだ……」
合宿講座について詳しく話し始めた。
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