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カシャッ。カシャッ。
「お~。お兄ちゃん、すごーい」
「優人。優馬の雄姿(笑)、録り逃すんじゃないわよ。くく……」
「了解!!」
「今だけ誰か代わってお願いします」
後ろを振り返り声を上げるも、誰の耳にも届かず、爆笑するクソババアと面白がる兄、純粋に尊敬してるのが余計に心にくる妹の前を抜けた。
「……後で絞めましょうね、あの子ったらフフ……」
……俺、声にだしてないんだけどなぁ~。
――……。
「あら優馬くん。立派ねー」
「本当だね」
今度は空花のご両親。……知り合いに会うなぁ、もう!!花道だから当然なんだけど!!
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