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「ほ、ほら行くわよ!!夏歩さんも美久ちゃんも、また!」
「「……」」
まさか、そう宣言されると思っていなかった姉妹は、そのまま固まっていた。
「……さ、早波?」
「……」
「早波?」
「な……」
「えっ?」
「何やらせんのよこのバカぁぁぁぁ!!」
「げげっちょおっ!!?」
強がりで我慢していたツンデレが大爆発し、昴はいつも以上に凄惨な目に遭った。
「おーい、早波姉ぇー」
「えっ?」
「え?」
聞き慣れない声、聞き慣れない呼び名に振り向くと、前方に俺らより2~3ぐらい年下の少年が。
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