SCENE 76 Never Ending Story

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「昴せんぱーい!!」 「あ、アミ。竜も」 「先輩方、卒業おめでとうございます」 「竜って……ああ、沈没君か」 「平良先輩。いい加減に名前覚えてください。浮上です。浮上竜」 沈没君とアミが並んで送辞の言葉を送ってくれる。アミのは挨拶だけど。 「先輩っ、卒業おめでとうございます!」 「お、おぉ……」 「もー、何ですか。その警戒は?」 「さっき、美久と夏歩ねぇに襲われかけたんで、つい……」 「あー、そういうことですか。……私の方ももう、警戒しなくて大丈夫ですってば」 「というと?」 「先輩、早波先輩と付き合ってるんですもん。でしたらもう、邪魔立てしませんよ」 「お、おぉ……」 「もー、警戒しすぎですってば」 「ご、ごめんな」 「アミちゃん。長年の行動がそうさせるんですよ?」 「むー……」 むくれるアミ。うん、申し訳ないけど、沈没君の言う通りだと思うぞ。
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