SCENE 76 Never Ending Story

33/38
前へ
/1943ページ
次へ
昼前の住宅街に響く昴の断末魔。ったく。 「うるせぇぞー、昴」 ゲシッ、ゲシッと早波に痛め付けられ地に落ちた昴を蹴るも反応無し。……ま、5秒もあれば蘇るか。そん時蹴ろう。 「……」 「寂しいのか、空花?」 「……うん。私、大学が高校よりも賑やかになるなんて思ってなかったから……」 「昴のムダな顔の広さで一気に知り合い増えたよな」 「ムダって何!?」 「……」 「痛っ!なんで蹴るの!?」 「気分」 「どんな気分!?」
/1943ページ

最初のコメントを投稿しよう!

709人が本棚に入れています
本棚に追加