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「ゆ、優馬……足音が……」
「うん。分かってる」
止んだという事は、どこかへ立ち去ったか、立ち止まったかの、どちらか。
さっきまで、足音が近づいてた事を考えると――、
「みんな、気をつけろ。近くにいるぞ」
空花と早波の顔が真っ青になる。
「昴、分かってるな」
「もちろんだ」
俺と昴は、二人をかばうように立ち、どこかにいる奴への対策を考え始めた。
その時だった。
「だ れ だ ?」
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