-ある男-

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その頃になると、凪の好奇心は膨らむ一方で、 前の世界であまり快活になれなかった分、コトハノでの凪は活動的だった。 ルー爺もたじたじである。 森の小屋の周囲での凪の活動範囲はだんだんと広がっていた。 ルー爺から習った弓や投げ石で、小型の動物を獲ったり。 ルー爺から教わった草をちぎって帰ったり。 ルー爺もヒヤヒヤである。
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