-ある男-

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そうだ、だとしたら、危ない。 「っ行くのよ凪!!ファイト一発!!」 凪は及び腰になりながらも、暗がりに近づいた。 予想どおり、そこからまた坂となって地下へ続いているようで、水はゆるゆると流れている。 「うわっ!!」 その坂に、人が一人、うつ伏せで倒れていた。 手だけは坂の上にでていた。 まるで…途中で力尽きたかのように…
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