始まりは突然に

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太一は自分のために熱心に話しをしてくれている先生を見ずに時計を見ていた。 太一 (後、16秒・・・) 太一が考えてから少しして時計はカチッと分針を動かした。 それと同時にチャイムがなる。 先生 「なっ!?しまった!?授業がぁぁ」 太一 「ふわぁ~」 先生 「今日はここまで、明日の授業は今日の倍にするからな」 先生の言葉にみんなが「えぇ~」と言う声を上げた。 太一は鞄に教科書を容れ、それを持つと席を立った。 ??? 「太一。またHRサボる気かよ!?」 太一の前に座っていた少年が太一に聞く。 この少年は太一の幼なじみ 木下 陽人(キノシタ ハルト) 太一 「まあ」 陽人 「どうしちゃったんだよ・・・。 引っ越す前はもっとやる気があったのに・・・」 太一 「そんなん人なんだから考え方は変わる・・・ 昔は昔、今は今だ」 太一は教室から出ていった。
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