隣人の弁護士

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「俺は、鍵が見つかったから。お先に」 え?もう見つかったの? もう、鍵!見つかるの早いんだってば! もっと見ていたかったのに。 その男性は、ドアに鍵をかけると、アパートの階段を降り始めた。 「あ、ちょっと待って!」 「何か用?」 あ・・・。私、その男性を呼び止めちゃった。 「えっと・・・。な、名前は何ていうのですか?」 「名前?俺の名前は、深井だ。深井忠之。もういい?」 と、その男性は迷惑そうに答えた。
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