俺は天才だぁぁぁぁぁ

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「で、何するん?」 「えーと………」 「考えてないんかい!!」 「だって、いきなりだったからよ。何やったら良いか………」 「なんであんたはいつもそうなん?後先考えんとむやみに突っ走って、ろくな大人にならへんで」 「親か!!お前は、子供が心配で心配で仕方なくて進路か就職か迷ってる高校生の親にいそうな親か!!」 「長っ!!例えツッコミが長いねん。もっと短くコンパクトにできひんのかいな」 「なんかすいません」 「わかればええねん。次もがんばりや………」 「って、なんで終わらそうとしてんだよ。まだ俺暇だけど!!」 「チッ」 「舌打ちしてんじゃねーよ。案外舌打ちって傷付くかんな」 「わかったから、何するか決まったんかいな」 「じゃあ、折り紙するか?」 「はぁ?なんで折り紙やねん?」 「いや、丁度あったから」 「ちゃうねん!!なんで高校生にもなって折り紙やねん?もっとマシなの無いんかい!!」 「マシなの?なら、おはじきとか竹とんぼとか………」 「待て待て待て!!なんでそんな古いねん!!しかも、おはじきとか久々に聞いたわ!!」 「なら、何が良いんだよ?」 「それは………」 「無いだろ。だから折り紙やろうぜ。ホラ」 「ったく、ちょっとだけやで」
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