俺は天才だぁぁぁぁぁ

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30分後~ 「もう嫌や。なんでウチは折り紙やってんねん。なぁ池流もう終わりにせーへんか?」 「………」 「おい!!池流!!もうやめ………」 ヒュン ヒュン ヒュヒュン なんや、あの手の動き!? 「ふー」 「あんた何作ったん?見してみ」 グイ 「お、おい。まだ完成してないから取んなって」 「………何これ?」 「いや、猿を作ろうとしたんだけど………」 「ちゃうねん!!なんで折り紙で猿ができんねん!?」 「なんでって普通だろ。こんくらい」 「どこが普通やねん?現役高校生で折り紙で猿作れんのあんただけやで。あんた天才か?」 「天才って程でもねーよ。なんなら、リクエスト出しても良いぜ」 「なら猫。猫がええな。ウチ猫好きやし」 「わかった」 「可愛くお願いするで」 5分後~ 「どうだ?」 「うわ~~~。かわええな。何なんこれ?本物の猫と間違えてまうで」 「それはねーだろ。だいたいお前はやんねーのかよ」 「ウチはええねん。不器用やから。あと他にも作ってや。かわええやつ」 「しかたねーな………」 元々器用だった池流はその後1週間も折り紙を折っていたという。
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