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と、明希の側までくるサーナ。
「なんだよ」
「動かないで」
と、明希の肩を持つサーナ。
……まさか、この格好は。
「チュッ」
「ッ!?」
サーナは突然、明希の頬にキスをしたのだ。
急な行為に明希は戸惑った。
そして、サーナは静かに静かに肩から離れる。
「な、なんだよ……!」
「おまじない」
「おまじない?」
その行為は、サーナにとっても勇気がいることらしく、顔全体が赤かった。
「き、急にやめろよな……! い、行ってくる……」
「行ってらっしゃい♪」
と、サーナは手を降って見送った。
明希はその後も顔を赤らめている。
(き、急なにしてくれんだよ……)
と、明希はモヤモヤを消し飛ばすかのように走りだした。
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