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「あの…高杉さんに言われて来たんですけど…」
「高杉?高杉…」
あっ………
社長に急に呼ばれた俺。
ノックをして社長室に入るとなんともイカツイ顔のおっさんが座っていた。
『社長お呼びでしょうか?』
俺はこのイカツイおっ…いや、社長を尊敬している。
『なぁ~溝川くん。』
『はい。』
『今日から少し預かって貰いたいものがあるんだけど…』
社長が俺に?
嬉しい限りじゃないか。
『社長が直々に私には頼むとは…なんでも預かりますよ?』
『うん。じゃあ…今日家に届けるから。』
『はい。わかりました。』
社長の名前…高杉修一…
高杉…
「あの…」
「あっ!はいはい。高杉社長ですよね。」
「はい。」
「預かり物届けてくれたんですよね?」
「はい…」
「じゃあその預かり物ください。」
俺は両手を女の前に出す。
それを見て急に赤面して俯く女。
おいおい…大丈夫かよ…
なんで物を渡すだけで赤くなんの?
まぁ…なんつぅか…かわいいけど…
、
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