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社長の文字を確認して発信ボタンを押した。 ープルルルルー 社長、早く…早くでて! プルルルルー おい…出ないとかないでしょ… プルルルル… 社長…社長!おい!高杉! プルル「はい。もしもし。」 出た! 「社長!」 「うん。」 「社長…」 「うん。」 「高杉社長…」 「あー…うん。」 「預かり者が届きました。」 「うん。…仲良くね。」 「社長?」 「うん。」 「どういうことか説明して貰えますよね?」 「う…ん?」 なんで少しの間と疑問系だ? 「社長?」 「…」 「社長!?」 「…」 「ま…まさか愛じ「違います。」 「じゃあなんですか?」 「うん…明日話すから…今ね、家だからね。」 電話の向こうであなた~ご飯よ~と聞こえる声。 社長は愛妻家で有名だ。 家族を大切にできないものは会社の社員を大切にできないといつも口癖で言っている。 今の流れから社長は否定したが愛人というのが一番ピンとくる気がする。 、
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